今年最初のコラムです! 皆さん、新年の抱負は考えましたか? 僕は健康に過ごすために、運動の習慣を付けようと心に決めました。今のところ、少し早く起きて「逆立ち」(自己流の健康法です)をしていますが、もう少しレベルを上げて、公民館で定期開催されている少林寺拳法教室にも通いたいと思っています。
2020年に奄美大島に引っ越してきて以来、毎年ここで新年を迎えています。今回は、島で過ごす年末年始について、ここ2年の様子を振り返ります。
文・写真提供/小徳羅漢
毎年恒例で行われる病院の忘年会の出し物。部活のノリで本気で頑張りました!=2023年末
都会の病院はどうか分かりませんが、鹿児島県内の病院では忘年会で出し物をすることが多い気がします。23年は、総合診療科の医師4人のチームで披露しました。「ブラック病院?」と思った人、安心してください。僕が働く病院ではやりたい人だけがやる、立候補制です。なので、年によって参加人数もチーム数もまちまち。23年は3組、24年は8組でした。
本番の2週間前から毎日、子どもたちを寝かしつけた後に救命センターの会議室に集まり、夜な夜な練習をしました。僕らが準備したのは、数年前に話題になったピン芸人・ゴンゾーさんのタンバリン芸です。衣装もそろえて本気で優勝を狙いましたが、結果は惜しくも準優勝でした!
ノリノリでごみ拾いをする娘=奄美大島のビーチで、23年末
23年の年越しは、妊娠中で動くのが大変だった妻と話し合い、おせちの準備や大掃除を気にせずゆっくり過ごそうということになり、海辺でキャンプをしました。
夏場は大勢の人でにぎわう奄美のビーチも、冬は貸し切り状態です。人がいないキャンプ場にテントを張って、娘と一緒に砂浜のごみ拾いをしました。
家の代わりにビーチをきれいにしてスッキリとした気持ちで、スーパーで買った年越しそばをすすり、一家だんらん。焚き火をながめ、虫の声や風の音をBGMにして、24年を迎えました。元日は初日の出に起こされ、みんなで毛布にくるまりながら、昇る日を拝むことができました。
「お正月らしいことをしよう」と、みんなでたこ揚げ。大人の方が夢中に(笑)=公園で25年の初め
24年は大みそかまで仕事が大忙しで、元日も働きました。その代わりに、2日から4連休をもらい、素敵な新年のスタートになりました。診療科の壁を越えて、協力し合う体制があるおかげです。
連休に合わせて、僕の両親、姉とめいっ子が奄美に遊びに来てくれました! 昨年の夏に初めて訪れて以来、この島を相当気に入ってくれたらしく、9月ごろには飛行機の予約をしていたようです。
海の生き物を探し中。ばあば(右)が一番熱心だったかも?=奄美大島の海岸で25年の初め
せっかくならみんなで少しでも多くの時間を過ごそうと、僕たち家族も、両親たちと一緒にホテルに泊まりました。温水プールや海で遊んだり、ゆっくり部屋でくつろいだり。休みを満喫できました!
奄美のきれいな海では、潮が引いた浅瀬でもたくさんの魚たちを見ることができます。みんなで小さな魚やカニさんにエサをあげました。
クジラを見るために、寒い中みんな頑張りました=奄美大島近海の船の上で25年の初め
冬の奄美大島は、観光客でにぎわう夏と違って、うそのように静か。そして、なんと、ザトウクジラがやって来るんです。ビーチから見えることもありますが、せっかくなら子どもたちには間近で見てもらいたいと思い、「ホエールウォッチング体験ツアー」に参加してきました!
海風が冷たくて寒くても、子どもたちは船に乗れて楽しそうでした。ただ、僕らに会いに来てくれたのは、恥ずかしがり屋のクジラさんだったみたいです。船の近くでこっそりと息継ぎをするだけで、海面には顔を出してくれませんでした。バッシャンと豪快にブリーチング(水面に体を打ち付けること)をしたり、ブロー(潮吹き)をしたりする姿は、またの機会にお預けです!
子どもたちが大きくなったら、いつか、クジラさんと一緒に泳ぎたいですね。
どうか、2025年も皆さんが元気で、健康に過ごせますように。そして、本年も小徳と「地方からの便り」をどうぞよろしくお願いします!
PROFILE
小徳羅漢(ことく・らかん)

鹿児島県立大島病院に勤務。
1991年、茨城県生まれ。小学校高学年の時から神奈川県で暮らす。16年、東京医科歯科大学卒業。鹿児島市医師会病院で初期臨床研修後、18年には長崎県上五島病院で、19年には離島へき地医療の最先端といわれるオーストラリア・クイーンズランド州で研修。20年から現職。街中で医師らに無料相談ができる「暮らしの保健室」を開催している。趣味は温泉巡りと映画鑑賞、そして島巡り。18年に結婚し、20年に夫婦で鹿児島県奄美市に移住。2人の子どもを育てている。
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