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2025.11.06

実践に直結する思考プロセスが身に付く「研修医のバイブル」(『抗菌薬の考え方、使い方』)

「研修医時代に実践面で最も役立った教科書です」。なか整形外科 理事長の樋口直彦医師は『抗菌薬の考え方、使い方』をお勧めしてくれました。

著者:岩田健太郎 出版社:中外医学社

内容

未曾有のコロナ禍を経て、名著『抗菌薬の考え方,使い方』が装いも新たに登場! 各種抗菌薬・抗真菌薬・抗ウイルス薬・抗結核薬・抗寄生虫薬の使い勝手をDr.岩田がジャッジしながら解説するというver.4までの構成を踏襲しつつ、変化し続ける抗菌薬のトレンドの変化もフォロー。抗菌薬の「本質」はどこにあるのか? 目の前の多様な患者に対してどのような根拠で何を目的に使うのか? をひたすら丁寧に解説します。(中外医学社のホームページ内『抗菌薬の考え方、使い方 ver.5』の紹介から引用)

プロフィール画像

紹介者:樋口直彦

診療科:整形外科

医学部卒業年:2007年

所属:医療法人藍整会 なか整形外科 理事長

お薦めの理由

研修医時代に実践面で最も役立った教科書です。

ちょうど私が研修医として医師人生を歩み始めた頃に初版が発行され、その時期にこの本に出会えたことは幸運でした。感染症診療はどの診療科に進んでも避けて通れません。しかし、当時の私は「抗菌薬=暗記」と考えていて、根拠を持って処方することができていませんでした。

この本に出会ってから、発熱の状態や白血球数、培養検査の結果を見ながら「なぜこの抗菌薬を選ぶのか」を筋道立てて考えられるようになりました。例えば、肺炎患者さんに対しては、漫然と丸暗記した「セフトリアキソン」を選ぶのではなく、「市中肺炎か院内肺炎か」「耐性菌のリスクはあるか」といったことを考える。そんな実践に直結する思考のプロセスが自然と身に付きました。

今では研修医のバイブルになっていると聞きます。感染症診療に苦手意識を持つ方は必読の一冊です。

初期研修の時は知識不足に悩み、体力的な限界を感じ、将来の進路に迷い……とさまざまな壁にぶつかるでしょう。ですが、「学び」「勇気」「仲間」を支えにすれば、必ず乗り越えられます。私にそれを教えてくれたのは、この教科書と小説『竜馬がゆく』(司馬遼太郎著、文藝春秋)、漫画『ハイキュー!!』(古舘春一著、集英社)でした。『竜馬がゆく』『ハイキュー‼』も、この『ONライブラリー』で紹介しますので、ぜひ読んでください。

自分にとっての幸せは自分にしか分からないし、たとえ選んだ道が失敗だったと思ったとしても、その道でうまく「幸せ」につなげていけるのも自分自身です。

これから医師として歩む皆さんに伝えたいことがあります。壁にぶつかったときこそ、自分を支えてくれる本や作品と出会いやすいということです。そして、それが人生を変え、未来を切り開く力になります。皆さんが「支えの一冊・一作」に出会えることを心から願っています。

岩本あかりプロフィール画像
イラスト

岩本あかり

東京を中心に、イラストレーター・UIデザイナーとして活動。 シンプルな線に、軽快な色面。 どこにでもありそうな景色に、ひとつまみのユーモアを。 見た人がクスッと楽しくなる絵を描く。

HP: https://akariiwamoto.com

Instagram: https://www.instagram.com/akari.iwamoto