あらすじ
“逃げないことだけ、決めてみた――” 令和の働き方改革で変わりゆく医療現場に戸惑いながら同期の仲間たちと励まし合い、医師として女子として人生と向き合う濃厚な2年間を描いた成長物語!! 水谷緑の漫画「まどか26歳、研修医やってます!」「あたふた研修医やってます。」「離島で研修医やってきました。」(全てKADOKAWA)が原作。(TBSのホームページから引用)
紹介者:ミモト
診療科:小児科
医学部卒業年:2020年
所属:県立病院
ドラマの放送が始まった2025年1月
主人公のまどかは、医学部を卒業したばかりの初期研修医です。ドラマのように、実際の初期研修医も臨床の現場では、思っていたのと違うと感じる瞬間が割とあります。その中でも特に「点滴が取れない」「救急で何も動けない」など、研修医なら誰もが一度は通るような経験がリアルに描かれています。
また、同期の仲間たちや指導医、看護師やコメディカルスタッフと関わる中で、チームの一員としての自覚を持ち始めるまどかの姿には共感する部分も多いはずです。指導医からのフィードバックの受け止め方や、同期との支え合いの大切さなど、日々の研修の中で直面する課題について改めて考えさせられる場面も多くあるでしょう。
すでに臨床の現場に出ている研修医にとって、忙しい毎日の中でも、少し立ち止まって「どう成長していきたいか」を考えるきっかけを与えてくれる、そんな作品だと感じます。
初期研修医はもちろん、これから初期研修医になる医学生、若手医師やその他の医療に関わる方々にもお薦めです。
岩本あかり
東京を中心に、イラストレーター・UIデザイナーとして活動。 シンプルな線に、軽快な色面。 どこにでもありそうな景色に、ひとつまみのユーモアを。 見た人がクスッと楽しくなる絵を描く。
HP: https://akariiwamoto.com
Instagram: https://www.instagram.com/akari.iwamoto