2026.01.30
禁止?無制限? 子どもの幸福度を決めるSNSとの付き合い方▽コロナ禍で子どものSNS利用が3倍以上に急増 スポーツや読書は激減▽12歳以下のスマホ使用はメンタルヘルス悪化と関連 希死念慮強まる傾向に▽うつ症状のある人は「悪意のある創造性」が高まりやすい
ソーシャルメディア(SNS)を使うことが当たり前になった今感じているのは、小学生から高校生ぐらいの子どもたちは友達とのコミュニケーションで苦労が多いだろうな……ということです。学校から帰ってからも、スマホなどを使って、友達とのやり取りは途切れないでしょう。気持ちが休まる時間がないのでは?と思う一方で、連絡を取らなければ、場合によっては仲間外れにされてしまうこともあるかもしれません。
今から10年ほど前、私が中学生の頃に同級生の間でSNSが普及し始めたことを覚えています。当時、生徒間でSNS絡みのもめ事は多く、学校側では面倒を見切れず、教員たちも手を焼いていました。私は、主に使っていたのがアプリを入れられない携帯電話(ガラケー)だったことから、クラスのLINE(ライン)グループに入っていませんでした。孤独感を覚えつつも、LINEが発端の幼稚なもめ事があるたびに、入らなくて正解だと思っていました。
オーストラリアの研究チームは、子どものSNS利用を「完全に禁止する」のも「放っておいて使い過ぎる」のも、どちらも子どもにとって好ましくない可能性があるとまとめています。SNSの過度な使用がストレスにつながる一方で、全く使わない場合は友人との交流の機会を逃すことにつながり、それが別のストレス要因になるというのです。
私には小学6年生のいとこがいます。同級生はスマホを持っている子が大半(今時……!)だそうですが、家庭の教育方針で、彼がスマホを持てるのは高校生になってからだとか。残念そうな彼の姿を見ていると、少し気の毒に感じました。いつか自分の子どもができたとき、SNSとの関わり方をどうするべきか、答えが出ずに考え続けています。
ちなみに私が初めてスマホを持ったのは中学2年生。叔母からお古のスマホ端末をもらったのです。キャリア契約はしていなかったのでWi-Fiをつながないと使えず、家の中限定での使用でした。それでも、学校から帰ってはSNSを長時間使い、まとめサイトを見ての毎日。「このまま20歳になったらどうしよう」。そんな不安を抱えていたあの頃の私へ。25歳になってもたいして変わっていないよ……。【足羽美香】