2026.02.20
米国で過去35年で最大のはしか流行 ワクチン未接種のリスク浮き彫りに▽ロサンゼルスで子どもがはしか合併症で死亡▽テキサス州ではしかによる子どもの死亡続く▽WHOが世界のはしか感染急増を警告 死者減少もワクチン接種率の低下を問題視
東京都が1月30日、麻疹(はしか)の感染者が発生したと発表しました。いつもなら「そうか。感染が広がらなければいいな」と思う程度で終わっていたかもしれません。しかしその注意喚起には、感染者が東京宝塚劇場(千代田区)で観劇していたと記されていました。それを見た瞬間、「これは他人事じゃないぞ」と冷や汗が流れました。
私は韓国のあるアイドルグループの大ファンで、年に4〜5回ほどライブに通っています。人気グループなので、東京ドームや京セラドーム大阪といった巨大会場で開催されることも多く、観客は4〜5万人規模になります。もちろんライブ中は、大声で「掛け声」を叫びます。
はしかは麻疹ウイルスによる感染症で、飛沫感染・接触感染に加えて、空気中に漂うウイルスによる空気感染でも広がります。感染力は極めて強く、厚生労働省によると患者1人から12〜18人に感染させる可能性があるとされています。つまり、あのライブ会場に感染者がたった1人いたとしても、相当数の人が感染する恐れがあるということです。
ただし、はしかはワクチンで予防できます。1回の接種で約93%、2回の接種で約97%の予防効果があるとされ、流行を抑えるためには2回接種率を95%以上に保つことが必要とされています。
しかし、厚労省のデータでは、2025年度の接種率は自治体によっては95%を下回っています。また、00年4月1日以前に生まれた人は、1回しか接種していない可能性があるといいます。つまり、条件がそろえば流行が再燃する可能性があるということです。
自分が予防接種を受けたかどうかは、「母子健康手帳」「予防接種証明書」「マイナポータル」などで確認できます。記録が残っていない場合は、抗体検査や追加接種が推奨されます。
私も「あくまでも、念のため」と思い立ち、マイナポータルで接種歴を確認してみました。なんと……1回しか受けていませんでした。
これは急いで追加接種を受けないといけません。「推し」に迷惑をかけるわけにはいきませんから。いや、これは「推し活」だけの問題ではありません。自分自身と、大切な人たちを守るためにも、できるだけ早く行動しようと思います。【許田葉月】