2025.10.17
車酔いに効く音楽とは――▽好きな音楽による快楽は食事や性行為と同様の脳内メカニズム▽アルツハイマー病に音楽療法 お気に入りの曲が認知機能を改善▽楽器の演奏で脳が若返り 高齢者の認知機能維持に有効か
最近、小学生の息子が地理や歴史に興味津々です。先日、そんな息子から「秋の日光(栃木県日光市)に行ってみたい!」とリクエストされました。美しい紅葉の時期に、中禅寺湖や日光東照宮を訪れたいそうです。「いいね!」と即答しそうになった時、ある不安が頭をよぎりました。それは「乗り物酔い」です。
中禅寺湖エリアに行くには、急カーブが連続することで有名な「いろは坂」を通らなくてはなりません。私はこれまで何度も、バスや車で酔った経験があります。そして息子は、私以上に乗り物酔いをしやすいのです。
「日光に連れて行ってあげたい」という気持ちと「乗り物酔いが心配」という不安の戦いが、私の中で始まりました。「酔い止め薬を飲めば大丈夫!」と前向きになったかと思えば、「でも、どんなに対策しても酔う時は酔うし……」と弱気な考えも浮かんできます。
どうしようか決めかねていた時、中国の研究チームが発表した研究成果を思い出しました。明るく楽しい音楽や静かで心地よい音楽を聴くと、乗り物酔いからの回復が早まる可能性があるというのです。
酔い止め薬を飲むこと、本やスマホを避けること、適度にお腹を満たしておくこと……。これまで、乗り物酔いを予防する方法はあれこれ試してきましたが、乗り物酔いをしてしまってからの回復については、あまり考えたことがありませんでした。万が一酔ってしまった場合に使える方法は、私と息子にとって安心材料の一つになりそうです。
長く暑かった夏もようやく終わり、待ちに待った行楽シーズンの到来です。乗り物酔いに不安を抱える方は、楽しい音楽や心地よい音楽を“お守り代わり”に準備して、お出かけしてみてはいかがでしょうか。私も、息子と一緒に秋の日光を満喫したいと思います。【阿部あすか】