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2026.01.13

日光より危険? 日焼けマシンで皮膚がんリスク3倍

日焼けマシンを使うと、皮膚がんの一種「メラノーマ」のリスクが2.85倍になるそうです。メラノーマの元となる色素細胞の遺伝子配列の解析では、マシン使用者の皮膚細胞は非使用者の2倍の変異があることも判明しました。

  • 「日焼けマシン」を使った人工的な紫外線の暴露は、皮膚がんの一種である「悪性黒色腫(メラノーマ)」のリスクを約3倍に高める可能性があるそうです。米国の研究チームが、科学誌Science Advancesに論文を発表しました。

    研究チームは、大学病院の皮膚科で治療を受けた患者3万2315人の記録を調査し、2932人の日焼けマシン使用者と、年齢を合わせた使用歴のない2925人の対照群と比較しました。

    その結果、メラノーマの発症率は、日焼けマシン使用群が5.1%だったのに対し、対照群では2.1%でした。年齢、性別、日光による日焼け歴、メラノーマの家族歴を考慮しても、日焼けマシンの使用はメラノーマの発症リスクを2.85倍に増加させることが明らかになりました。

    さらに、26人のドナーから皮膚サンプルを採取し、182個のメラノサイト(メラノーマの元となる色素細胞)の遺伝子配列を解析しました。その結果、日焼けマシン使用者の皮膚細胞は対照群のほぼ2倍の変異を有しており、メラノーマ関連の特定の変異も優位に多いことが分かりました。

    30~40代の日焼けマシン使用者の皮膚は、一般的な70~80代の高齢者の皮膚よりも変異が多く老化も進んでいたといいます。

    また、日焼けマシン使用者は、腰や臀部(でんぶ)など通常日光が当たらない部分にメラノーマが多く見られ、広範囲にわたるDNA損傷を受ける可能性が裏付けられました。

    研究チームは「突然変異は一度起きると元に戻せないため、まずは人工的な紫外線への暴露を避けることが重要」とした上で、「特に未成年者の日焼けマシン使用は禁止するべきだ」と警鐘を鳴らしています。