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2025.12.25

初の肥満症治療用の経口GLP-1薬 錠剤「ウゴービ」を米FDAが承認

  • デンマーク製薬大手のノボノルディスクは12月22日、同社が開発した経口タイプ(錠剤)の肥満症治療薬「ウゴービ」が米食品医薬品局(FDA)に承認されたと発表しました。肥満症治療を目的とした経口タイプのGLP-1受容体作動薬が市場に投入されるのは初めてで、2026年1月に米国で発売される予定です。

    GLP-1受容体作動薬は、2型糖尿病治療薬として開発されました。その後、体重の減少効果が確認され、近年注目を集めています。これまで注射剤が主流で、経口薬としては糖尿病治療用の「リベルサス」(ノボノルディスク)がありますが、肥満治療用の経口薬の承認は今回の薬が初めてです。

    25年9月に医学誌New England Journal of Medicineに掲載された第3相試験の結果によると、最高用量のウゴービ錠剤(25mg)を服用した人は64週間後に平均16.6%の体重減少を達成しました。これはウゴービ注射剤とほぼ同等の効果です。ただし、朝一番の空腹時に1回服用し、その後30分間は飲食禁止というスケジュールを守らなかった場合、体重の減少率は平均13.6%にとどまりました。

    最も多く報告された副作用は、注射剤と同様に吐き気や嘔吐(おうと)などの消化器系の症状です。薬が一度に胃に到達するため、場合によっては錠剤による副作用の方が強く感じられる可能性があるといいます。

    なお、米製薬大手イーライ・リリーの経口肥満症治療薬「Orforglipron(オルホルグリプロン)」もFDAの審査中で、数カ月以内に承認される見通しです。