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2025.11.21

妊娠中にストレスが多いと、子どもの乳歯が早く生える?

妊娠後期にストレスホルモン「コルチゾール」が高い母親の子どもは、乳歯が早く生える傾向があるといいます。コルチゾールは、骨や歯を作る細胞の働きを促したり、カルシウムやビタミンDの代謝に影響したりします。

  • 妊娠中の強いストレスが、赤ちゃんの歯の生え方に影響するかもしれません。米国の研究チームが、妊娠後期にストレスホルモン「コルチゾール」が高い母親の子どもは、乳歯が早く生える傾向があることを明らかにしたと、学術誌Frontiers in Oral Healthに論文を発表しました。

    研究では、社会経済的に恵まれない環境にある142人の妊婦を対象に、妊娠後期に唾液を採取し、コルチゾールを含む6種類のホルモンを測定しました。その後、生まれた子どもの歯の生え方を、生後1か月から2歳まで定期的に観察しました。

    その結果、生後6か月時点で15.2%の子どもが少なくとも1本の乳歯を生えており、24か月までには25%が20本すべての乳歯が生えていることが分かりました。さらに、コルチゾールの値が高い母親の子どもは、生後6か月の時点で平均して約4本多く歯が生えていることが分かりました。

    コルチゾールは、骨芽細胞(骨や歯を作る細胞)の働きを促したり、カルシウムやビタミンDの代謝に影響したりするため、歯の成長が早くなる可能性があります。

    また、コルチゾールほどではないものの、性ホルモン(エストラジオール、プロゲステロン、テストステロン)や甲状腺ホルモン(トリヨードサイロニン)も歯の本数と弱い関連が見られました。

    研究チームは「乳歯が早く生えることは、子どもの体の発達や健康に関する重要なサインになる可能性がある」と指摘。今後、各ホルモンがどのように影響するのか、そして乳歯の成長が子どもの全身的健康にどう関連するかをさらに調べる必要があるとしています。