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2025.11.20

うつ病と死亡リスクの衝撃的な関連、早期治療の重要性が明らかに

うつ病患者は非うつ病者に比べて、全死因死亡率は約2倍、自殺による死亡率は約10倍に。心臓病、糖尿病、神経疾患、内分泌疾患、がんなどの身体的疾患による死亡リスクが高まることも確認されたとのこと。

  • うつ病は、単なる心の問題ではなく、深刻な健康リスクと密接に関連しているようです。香港の研究チームが、268件の既存研究から、うつ病患者1084万2094人と非うつ病の対照群28億3793万3536人のデータを分析した結果を医学誌World Psychiatryに発表しました。

    研究チームの分析によると、うつ病患者は非うつ病者に比べて、全死因死亡率は約2倍、自殺による死亡率は約10倍に達します。さらに、うつ病は心臓病、糖尿病、神経疾患、内分泌疾患、がんなど、さまざまな身体的疾患による死亡リスクを高めることも確認されました。

    喫煙、運動の不足、不健康な食生活、治療の不順守などの要因が、身体疾患だけでなくうつ病の悪化にもつながり、死亡リスクをさらに押し上げると考えられています。

    うつ病患者の死亡率は、診断後180日以内の時点で最も高く、非うつ病者の11倍に上昇します。さらに、妄想や幻覚を伴う「精神病性うつ病」では、非精神病性うつ病患者に比べて死亡率が61%高く、「治療抵抗性うつ病」患者は、非治療抵抗性うつ病患者に比べて死亡率が27%高いことも判明しました。

    うつ病治療でリスクは減らせるという希望もあります。抗うつ薬の使用で死亡率は約20%低下し、電気けいれん療法などの神経刺激治療では約30%低下しました。

    研究チームは「うつ病のタイムリーかつ適切な治療が、患者の生活の質と生存率を大きく改善できる」と強調しています。