調理前に生の鶏肉を洗わないで! 食品の安全情報の提供などを行うオーストラリアの慈善団体「
食品安全情報協議会(Food Safety Information Council:FSIC)」が、11月8~15日のオーストラリア食品安全週間に合わせ、注意を呼びかけています。
FSICによると、「生の鶏肉を洗うとキッチン全体にカンピロバクターやサルモネラ属菌などの細菌が広がり、食中毒のリスクが高まるため、決して洗ってはいけない」としています。
鶏肉を安全に調理するには、きちんと手を洗う▽冷凍の鶏肉は肉汁が漏れないよう保存容器に入れ、冷蔵庫または電子レンジで中心までしっかり解凍する▽生の鶏肉や肉汁が他の食材に付かないように注意する▽食器や調理器具は清潔なものを使う▽中心部の温度が75℃以上になるまで加熱する――ことにも注意が必要だといいます。
なお、FSICの調査で、調理前に不必要に鶏肉を洗う人が増えていることが明らかになりました。2021年の調査では、丸鶏で49%、皮付き鶏肉で43%、皮なし鶏肉で40%でしたが、25年の調査ではそれぞれ51%、48%、44%に上昇しました。
オーストラリアでは毎年約467万件の食中毒が発生しており、4万7900人が入院、38人が死亡していると推計されています。
日本の
農林水産省も鶏肉の扱いに関する同様の注意を呼びかけています。