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2025.10.30

271日間機能したブタ腎臓を米男性から摘出 世界最長の異種移植記録

腎不全患者が米病院で今年1/25に遺伝子改変されたブタ腎臓の移植手術を受けました。腎臓はこれまでの最長記録130日間を大幅に上回る期間、体内で働いたのですが、機能低下のため10/23に摘出されたそうです。

  • 今年1月25日に米ニューハンプシャー州の男性に移植したブタの腎臓に機能低下が見られたため、10月23日に摘出手術が行われたそうです。ブタ腎臓は男性の体内で271日間にわたって機能し、異種移植の世界最長記録を更新しました。手術を行った米マサチューセッツ総合病院(MGH)が10月27日に発表し、AP通信米CNNなど複数のメディアが報じています。

    男性は腎不全で人工透析を受けており、腎臓移植の待機リストに登録されていました。しかし、適合するドナーが見つかりにくい血液型だったために、遺伝子改変したブタの腎臓を移植するパイロット試験への参加を希望。移植後は透析なしの生活を送ることができました。

    今回の摘出手術によって男性は透析治療を再開し、引き続き適合するドナーを待つことになります。

    ブタ臓器の移植は、初期の試みとして心臓と腎臓の移植がそれぞれ2件ずつ実施されましたが、いずれの患者も短命でした。5例目として2024年11月にアラバマ州の女性に移植されたブタ腎臓は130日間機能しましたが、拒絶反応の兆候により摘出されました。

    MGHは、今年6月、別のニューハンプシャー州の男性にもブタ腎臓を移植しており、経過は良好だといいます。さらに年内にもう1件、ブタ腎臓の移植を予定しているとのこと。

    中国でも、ブタの腎臓や肝臓をヒトに移植した例が報告されています。