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2025.09.24

腸内細菌が早産リスクと関連? 中国の研究チームが発表

妊娠初期の妊婦の腸内細菌叢(腸内フローラ)に存在する特定の細菌が、妊娠の維持に重要な卵胞ホルモンに影響することが分かったそう。細菌の働きによりホルモンバランスが崩れ、早産につながる可能性があるといいます。

  • 中国の研究チームが、妊娠初期の妊婦の腸内細菌叢(腸内フローラ)に存在する特定の細菌が、早産のリスクと関連している可能性があることを発見したとして、科学誌Cell Host & Microbeに論文を発表しました。
    早産とは、妊娠37週未満での出産を指します。チームは、中国国内の妊娠初期(平均妊娠10.4週)の妊婦4286人と妊娠中期(平均妊娠26週)の妊婦1027人から便と血液を採取し、分析しました。
    まず妊娠初期群のデータを解析した結果、早産に関連する11属1種の腸内細菌が特定されました。次に、妊娠中期群のデータを用いてこの結果を検証したところ、「クロストリジウム・イノキュウム(C. innocuum)」という細菌種が、早産と最も強い関連性を持つことが明らかになりました。
    さらに詳しい調査により、C. innocuumが産生する酵素が、妊娠の維持に重要なエストロゲン(卵胞ホルモン)の一種「エストラジオール」を分解し、活性の弱い「エストロン」に変換することが判明しました。
    チームは、C. innocuumによる代謝作用によってホルモンバランスが崩れ、早産につながる可能性があると指摘しています。