2025.09.08
米南部のフロリダ州は、州内におけるワクチン接種義務をすべて廃止する方針を示しました。公衆衛生を統括するジョセフ・ラダポ医務総監が9月3日に記者会見で発表し、ABC NewsやNBC News、CNNなど米国内の複数のメディアが報じています。
報道によると、フロリダ州では幼稚園や学校に通う子どもに対し、4~5回のDTaP(ジフテリア、破傷風、百日ぜき)ワクチン、4~5回のポリオワクチン、2回のMMR(麻疹、おたふくかぜ、風しん)ワクチン、1回の学童期用Tdap(破傷風・ジフテリア・百日咳)ワクチン、少なくとも2回の水痘(水ぼうそう)ワクチンの接種が原則として義務付けられています。ただし、宗教上の理由による免除は認められています。
こうした就学前および就学時のワクチン接種義務は、現在、米国のすべての州で導入されていますが、免除制度の内容は州によって異なります。
ラダポ氏はこれらの制度について「間違っており、侮辱や隷属に満ちている」と述べ、自分の身体に何を入れるかは個人の選択に委ねるべきだとの考えを主張しました。
一方、公衆衛生の専門家は、「子どもたちがワクチンを接種せずに学校に通う可能性があるという考えは、恐るべきことだ」と強い懸念を示しています。
ラダポ氏は新型コロナウイルスのmRNAワクチンに対して批判的な立場で知られており、過去には「毒」と表現したこともあります。