2025.09.04
ケネディ氏はすべてのアメリカ人の健康を危険にさらしている――。米疾病対策センター(CDC)の元所長7人と元所長代行2人が9月1日、米保健福祉省(HHS)のロバート・ケネディ・ジュニア長官を批判する論説を米紙ニューヨーク・タイムズに共同で寄稿しました。ABC NewsやNBC Newsなど複数の米メディアが報じています。
HHSは8月27日、CDC所長に就任したばかりのスーザン・モナレズ氏の解任を発表しました。報道によると、モナレズ氏はケネディ長官から、新型コロナウイルスワクチン政策の変更や複数のCDC高官の解雇を支持するよう求められたものの、これに同意せず、長官の怒りを買ったとされています。
これについてCDC元所長らは、「米国の健康上の安全保障に広範な影響を及ぼす可能性がある一連の措置の最新版」であるとして、強い懸念を示しました。
また、公表された論説では、ケネディ長官による保健当局職員の大量解雇、はしか流行に対する科学的根拠のない治療法の推奨、mRNAワクチン研究費の停止、ワクチン諮問委員会メンバーの一斉交代などが問題点として指摘されているとのことです。
元所長らは、米議会に対してHHSへの監督権を行使するよう求め、地方政府に対してはケネディ長官の施策によって生じた資金不足を補うよう呼びかけたといいます。