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2025.08.27

がんの万能型mRNAワクチンで、マウスの腫瘍が消滅!

さまざまながんに効果のある「万能型」mRNAワクチンの実現が近づいているかもしれません。特定の腫瘍タンパク質を標的とするのではなく、ウイルス感染時のように免疫系全体を活性化させるワクチンが開発されたそう。

  • さまざまながんに効果のあるユニバーサル(万能型)mRNAワクチンの実現が近づいているかもしれません。米国の研究チームが、特定の腫瘍タンパク質を標的とするのではなく、ウイルス感染時のように免疫系全体を活性化させるmRNAがんワクチンを開発しました。
    チームは、免疫チェックポイント阻害薬との併用で強力ながん抑制効果が得られることをマウスの実験で確認したと、科学誌Nature Biomedical Engineeringに論文を発表しました。
    チームが開発したmRNAワクチンは、腫瘍内の「PD-L1タンパク質」の発現を刺激し、免疫療法への感受性を高めることで作用します。研究では、治療抵抗性の悪性黒色腫(メラノーマ)のマウスに対し、mRNAワクチンと免疫チェックポイント阻害薬(PD-1阻害薬)を併用する治療を行いました。その結果、強力な抗腫瘍免疫応答が誘導され、腫瘍が縮小しました。
    さらに、皮膚や骨、脳にがんのあるマウスにmRNAワクチンのみを投与した場合にも、有望な結果が示された上、一部のマウスでは腫瘍が完全に消滅しました。
    mRNAワクチンを使用することで、がんとは直接関係のない免疫応答が活性化され、これまで機能していなかったT細胞が増殖し、がん細胞を攻撃する可能性があると報告されています。