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2025.08.21

熱帯低気圧が心血管疾患による入院率を引き上げる!

熱帯低気圧の発生後、心血管疾患による入院率は約2カ月後にピークに達し、最大6カ月後まで影響が続くことが明らかになったといいます。特に虚血性心疾患と脳卒中の入院が多く、脳卒中は全年齢層の男性に多く見られたそう。

  • 気候変動の影響で、台風・サイクロン・ハリケーンなどの熱帯低気圧が発生する頻度が増えています。オーストラリアなどの研究チームが、熱帯低気圧の発生後に心血管疾患の入院率が持続的に上昇することを明らかにしたと、科学誌Science Advancesに論文を発表しました。
    チームは、カナダ、ニュージーランド、韓国、台湾、タイ、ベトナムで2000~19年に心血管疾患で入院した患者約654万人のデータと124の熱帯低気圧の情報を分析しました。
    その結果、熱帯低気圧の発生後、心血管疾患による入院率は約2カ月後にピークに達し、最大で6カ月後まで影響が続くことが明らかになりました。熱帯低気圧に接する日が1日増えるごとに、6カ月以内の心血管疾患による入院が13%増加したといいます。
    特に虚血性心疾患と脳卒中の入院が多く、脳卒中は全年齢層の男性に多く見られました。また、20~59歳の人や社会経済的に困難な地域の人は、入院リスクが高い傾向があることも示されました。
    チームは、熱帯低気圧によって医療サービスが中断されるほか、環境汚染の悪化や心理社会的ストレスの増加などが、既存の心血管疾患を悪化させる可能性を指摘。長期的な健康影響を考慮した復興計画の必要性を強調しています。