2025.08.19
プラスチックによる環境汚染が深刻化し、人体への悪影響が懸念されています。汚染防止に向けた国際条約の策定を目指す政府間交渉会合が開催されましたが、各国の意見が対立し、合意に至らなかったといいます。
プラスチックによる環境汚染が深刻化し、人体への悪影響が懸念されています。こうした中、プラスチック汚染防止に向けた世界初の国際条約の策定を目指す6回目の政府間交渉会合が、スイスのジュネーブで開催されましたが、合意に至らないまま8月15日に閉幕しました。米CNNや英BBC、AP通信など各国のメディアが報じました。
会合には180カ国以上の代表者が参加し、会期は8月5日から14日までの予定でした。しかし、プラスチックの生産段階からの規制や有害化学物質の廃止を巡って各国の意見が対立。100カ国以上が、法的拘束力のある生産上限を求めた一方、サウジアラビアやロシアなどの石油やガスの産生国は、リサイクル、リユース、リデザインを重視すべきだと強く反発しました。
会期を1日延長して合意を模索し、議長は15日未明、最新の条約草案を提示しました。しかし、各国はこれを基にしたさらなる議論に同意せず、協議の進展は見送られました。今後も交渉は継続することになったものの、具体的な時期や場所は決まっていません。
プラスチックは、生産・使用・廃棄の全段階で人間の健康に悪影響を及ぼすとされています。また、5mm以下の微細なマイクロプラスチックが、心臓病や脳卒中と関連するとの報告もあります。