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2025.08.18

“親子の絆”でも埋まらない 配偶者との死別による孤独感

配偶者との死別による孤独感は、死別からの3年以内が最も強く、死別から4~7年後も有意な増加が見られるそうです。それは成人した子どもとの交流や親密さが増しても、埋めることができないものだといいます。

  • 配偶者に先立たれたことによる孤独感は極めて大きく、子どもとの親密な関係でも軽減されることはないそうです。ドイツの研究チームが、科学誌Aging & Mental Healthに論文を発表しました。
    チームは、成人した子どもを持つ既婚者5610人に対して実施したインタビューのデータを分析しました。このうち、1996~2021年の間に男性176人、女性299人の合計475人が配偶者に先立たれたといいます。死別時の平均年齢は72.56歳だったそうです。
    死別する前の3年間と孤独度の変化を比較したところ、親密な愛着関係を恋しく思う「感情的孤独」については、死別からの3年以内が最も強く、死別から4~7年後も有意な増加が見られました。
    一方で、他者との社会的な交流が乏しくなる「社会的孤独」については、男性は死別から4~7年後に増加したものの、女性は変化が見られませんでした。また、女性は配偶者との死別後に子どもとの交流頻度や感情的な親密さが増す傾向がありました。
    チームは、「配偶者を失うことによる心の空白は極めて深刻であり、親子の親密度が強化されたとしても、それを埋めることはできない。政策担当者は孤独への介入策を検討する必要がある」と指摘しています。