icon-sns-youtube icon-sns-facebook icon-sns-twitter icon-sns-instagram icon-sns-line icon-sns-tiktok icon-sns-etc
SEARCH

2025.08.06

ジュネーブで国際条約交渉 国際的な研究グループはプラスチック汚染の健康影響に警鐘

  • プラスチックによる環境汚染の防止に向け、法的拘束力のある国際条約の策定を目指す政府間交渉会合が、8月5~14日の日程でスイスのジュネーブで開かれています。
    この会合に合わせて、国際的な研究者のグループが、医学誌The Lancetでプラスチック汚染が人間の健康に及ぼす影響への警戒と規制強化を呼びかけました。また、条約による健康への影響の変化を追跡することを目的とした国際共同プロジェクト「The Lancet Countdown on Health and Plastics(健康とプラスチックに関するランセット・カウントダウン)」の開始も発表しました。
    研究グループは、プラスチックの生産量が2019年から60年までにほぼ3倍になると予測しています。プラスチックは、生産・使用・廃棄のすべての段階で人体に悪影響を及ぼし、乳児から高齢者まであらゆる世代の病気や死亡の原因となっており、年間1兆5千億ドル(約220兆円)を超える健康関連の経済的損失が生じていると指摘しています。
    さらに、5mm以下の微細なマイクロプラスチックが人体の組織や体液から検出されており、心臓病や脳卒中との関連が報告されていること、プラスチックごみが蚊の産卵場所や微生物の繁殖の場になることで、マラリアやデング熱などの感染症の拡大や薬剤耐性菌の増加につながる可能性があることも強調しています。