icon-sns-youtube icon-sns-facebook icon-sns-twitter icon-sns-instagram icon-sns-line icon-sns-tiktok icon-sns-etc
SEARCH

2025.07.10

米国ではしか感染者が過去33年で最多 背景にワクチン接種率の低下

米CDCは9日、米国内で報告された今年の麻疹(はしか)の感染者が1288人に達したと発表。これまでに3人が死亡し、うち2人は子どもです。感染者のうち、92%がワクチン未接種または接種状況不明とのことです。

  • 米疾病対策センター(CDC)は9日、米国内で報告された今年の麻疹(はしか)の感染者が1288人に達したと発表しました。これは、2126人の感染者が確認された1992年以来、過去33年間で最多です。
    CDCによると、感染者は全米38州に広がり、これまでに3人が死亡しています。死亡者のうち2人は6歳と8歳の子どもで、いずれも国内最多の感染者が報告されているテキサス州の住民でした。
    米国は2000年にWHO(世界保健機関)から「麻疹の根絶状態」と認定されましたが、近年のワクチン接種率の低下により、感染リスクが再び高まっています。
    今年の感染者のうち、92%がワクチン未接種または接種状況不明です。特に、接種率の低い地域での集団感染が目立っています。2023~24年度のMMR(麻疹、おたふくかぜ、風疹)ワクチンの接種率は92.7%で、集団免疫の維持に必要とされる95%を下回っています。
    麻疹は空気感染によって広がり、非常に強い感染力があります。症状は発熱、せき、鼻水、目の充血、発疹などで、ワクチン未接種者に感染した場合、約5人に1人が入院を必要とし、1000人に1人が脳炎を発症する可能性があります。特効薬はなく、治療は対処療法に限られます。