2025.07.04
WHO(世界保健機関)は、世界で6人に1人が孤独の影響を受けており、健康に深刻な影響を及ぼしているとする報告書を発表しました。孤独は1時間に約100人、年間で87万1000人以上の死亡に関連していると推計されています。
WHOは「孤独」を、自分が望む社会的つながりと実際のつながりとのギャップから生じる、痛みを伴う感情と定義しています。一方、「社会的孤立」は、十分な社会的つながりが欠如している状態を指します。
報告書によると、孤独は若者や低中所得国の人々の間に多く見られるといいます。13~29歳の17~21%が孤独を感じており、低所得国では約24%と、高所得国の2倍に達しています。社会的孤立は、高齢者の最大3人に1人、青少年の4人に1人が影響を受けていると推定されています。
社会的つながりは、炎症の抑制や心身の健康維持、早死にの予防に役立ちます。逆に、孤独や社会的孤立は、脳卒中、心臓病、糖尿病、認知機能低下、うつ病などのリスクを高めます。
WHOは、社会的つながりを強化することで、心身の健康だけでなく、教育や雇用、経済にも良い影響をもたらす可能性があると強調しています。