2025.06.17
米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の研究チームが、新型コロナワクチンを接種している人は、新型コロナで急性腎障害を発症しても透析療法が必要になる可能性が低くなることを明らかにしたそうです。
新型コロナウイルス感染症は、腎臓に直接または間接的にダメージを与える可能性があります。米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の研究チームが、新型コロナウイルスワクチンを接種している人は、新型コロナで急性腎障害(AKI)を発症しても、透析療法が必要になる可能性が低くなることを明らかにしたと発表しました。
研究チームは、 2020年3月1日から22年3月30日の間に新型コロナで入院した患者約3500人のデータを分析しました。
そのうちAKIを発症した972人の中で、411人(42.3%)が新型コロナワクチン未接種で、467人(48%)が米製薬大手のファイザーかモデルナのmRNAワクチンを2回以上、またはジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のワクチンを1回接種していました。
ワクチン未接種者のうち65人(15.8%)が、重症AKI患者向けの透析療法の一種「持続的腎代替療法(CRRT)」による治療が必要になったそうです。一方で、ワクチン接種者のうちCRRTが必要になったのは51人(10.9%)でした。
また、ワクチン未接種者は接種者に比べ、退院後にCRRTが必要になるリスクが2.56倍、入院中に死亡するリスクが5.54倍、長期にわたる追跡期間中に死亡するリスクが4.78倍高かったとのことです。