2025.06.16
ケネディ長官は9日、ワクチン諮問委員17人を全員解任したばかり。新たに指名された委員8人の中には、ワクチンに懐疑的な立場を取る人物も含まれ、全てのワクチンが一時停止されるかもしれないといいます。
ロバート・ケネディ・ジュニア米厚生(保健福祉省:HHS)長官は11日、疾病対策センター(CDC)にワクチンの安全性や有効性に関する助言を行う独立した組織「予防接種実施諮問委員会(ACIP)」の委員8人を指名しました。ケネディ長官は9日にACIPの委員17人を全員解任したばかりです。
指名された委員の中にはワクチンに懐疑的な立場を取る人物も含まれています。AP通信や米CNNなど、米国の複数のメディアが報じています。
新たに指名された委員の一人であるロバート・マローン氏は、元mRNAワクチンの研究者で、「新型コロナウイルスワクチンが一種のエイズを引き起こす」との発言をしたことで知られています。また、麻疹(はしか)や新型コロナについて、科学的根拠の乏しい治療を推奨しています。
ヴィッキー・ペブスワース氏は、ワクチンに関する誤情報を拡散しているとされる団体の理事を務めています。他にも、コロナ禍のロックダウン(都市封鎖)が取り返しのつかない損害を引き起こしていると主張した『グレートバリントン宣言』の執筆者の一人であるマーティン・クルドルフ氏も指名されました。
各メディアは、公衆衛生の専門家による「今回指名された人物のほとんどは、科学的なデータ解釈を伴う複雑な決定を下すための技術的能力を持ち合わせていない」「全てのワクチンが一時停止されるかもしれない」といった批判や不安の声を紹介しています。