2025.06.12
ロバート・ケネディ・ジュニア米厚生(保健福祉省:HHS)長官は9日、疾病対策センター(CDC)にワクチンの安全性や有効性に関する助言を行う独立した組織「予防接種実施諮問委員会(ACIP)」の委員17人を全員解任したと発表しました。米国の複数のメディアが報じました。
米NBC NewsやCNNによると、ケネディ氏は「ACIPには継続的な利益相反が存在し、あらゆるワクチンを無条件に承認するだけの組織になってしまった」と指摘しました。一方で、感染症の専門家はケネディ氏の主張について、「多くの科学者にとってひどく屈辱的であり、でっち上げられたカオスだ」と非難したそうです。
ACIPの委員は、就任前に詳細な身辺調査を受けており、製薬会社などとの利益相反の可能性について開示することが義務付けられているといいます。また、利益相反が存在する案件については投票に関与しないことになっているそうです。
ケネディ氏は長年にわたりワクチンに対して懐疑的な立場を示してきたことで知られています。今回の解任は、ケネディ氏が厚生長官に就任して以降、ワクチン政策の再構築を目的として講じた措置の中でも、最も強硬なものの一つです。空席になったACIPの委員のポストに誰が就任するかは、現時点では明らかにされていません。