2025.06.11
赤ちゃんをあやすために歌を歌うことがあります。米エール大学などの研究チームが、この行動に実際どのような効果があるのかを調査し、科学誌Child Developmentに論文を発表しました。
チームは110組の親子を対象に4週間の調査を実施し、対照群の56組の親子と比較しました。調査開始時の110組の子どもの平均年齢は3.67カ月で、親はその日の子どもの機嫌や歌を歌った回数などについて、スマートフォンでアンケートに回答しました。
また、親が子どもに歌を歌う頻度を増やすために、新しい曲、ボーカルなしの動画、赤ちゃん向けのソングブック、日常のルーティンに音楽を組み込むためのアイデアを記載したニュースレターなどのツールが提供されました。
その結果、特に赤ちゃんがぐずっているときに歌を歌うことを選ぶ親が多かったそうです。また、親が歌う機会が増えると、赤ちゃんの機嫌が良くなる傾向があることも明らかになりました。さらに、赤ちゃんの機嫌は、歌を歌った直後だけでなく全体的にも改善されていたといいます。
今回の研究では、歌うことによる親の気分の変化は確認されませんでした。しかしチームは、赤ちゃんの機嫌が良い状態が続けば、家族全体に好影響が及ぶ可能性があるとしています。