マッチング解剖学講座 マッチングとは?  なぜマッチングは生まれたの?基本的なことから実践的なことまで、マイコ先生が解説! これでマッチングの全てがわかる!

マッチング解剖学講座(9) いよいよマッチング!②――中間公表~マッチング終了

ナビオ
マイコ先生
騒々しいわね! 夏も終わったというのにお化けでも出たの?
ナビオ
マイコ先生
分かっているわよ。そろそろ来る頃だと思っていたわ。で、どうだったの?
ナビオ
マイコ先生
ちょっと落ち着きなさいって。だいたい、この時点で倍率をうんぬんするなんておかしいでしょ? しょうがないわね~、じゃあ今日は、中間公表からの動きを整理しておこうか。
ナビオ

中間公表のタイミングではこう動く!

マイコ先生
今日公表されたのは、各病院のそれぞれの研修プログラムへの「現時点での第1希望登録人数のみ」なのは分かっているわよね?
ナビオ
マイコ先生
キミがさっきから言っているその倍率だけど、分母と分子を何にするつもり? このマッチングアルゴリズムでは、順位を1位に登録した希望者だけがマッチするわけではないから、この時点で倍率を計算するのは不可能なのよ。
ナビオ
マイコ先生
希望者が予想より多そうだっていう、あくまでも目安にすぎないということね。ここで希望順位を変えるメリットは少ないわ。システム上、第1希望にアンマッチだったとしても、それによって第2希望にマッチする確率が下がることはないんだからね。
ナビオ
マイコ先生
キミは、ほかにも登録しているんでしょ? 今ここですべきことは、第2、第3希望のプログラムでも本当にいいのかを、自分自身で再確認することよ。
ナビオ
マイコ先生
それならOK。もしも、一つのプログラムしか登録していないのなら、第2、第3希望の登録をするかしないかを決めるタイミングね。マッチングで決めてしまいたいのなら、登録数を増やしてマッチする確率を上げたほうがいいし、今は第1希望以外考えられないということなら、アンマッチも覚悟で2次募集以降も視野に入れつつ突き進んだほうがいいし。
ナビオ

マイコ先生
一人ひとりの考え方で意思決定のあり方が違ってくるのは当然よ。人に流されずに、自分に合った道を進むことね。
ナビオ
マイコ先生
あこがれの病院ってわけね。それは可能だと思うけど、マッチングはあくまでプログラム単位よ。ほかのプログラムの採用試験もちゃんと受けたのかが心配ね。筆記は、全科共通か各科で異なるかは病院によるけれど、面接は各プログラムごと、というのが基本よ。各プログラムの採用試験を受けて、「どうしてもこの病院でプログラムを受けたい」と熱い想いを伝えていれば、病院が考慮してくれる可能性はあるけどね。
ナビオ
マイコ先生
滑り止めのつもりだったプログラムなのに、意外と希望者が多かった…。なんてこともあると思うけれど、基本はあくまで自分の希望通りの順位で登録すること。これだけは譲れないマッチングのセオリーよ!
ナビオ
マイコ先生
どうしてもそのプログラムが心配で気になるなら、それは「滑り止め」じゃなくて「かなり行きたい」ところなんじゃないの? その気持ちが確認できたということで変更するなら、それは問題ないでしょ。まだこれから受験可能な病院だってあるわけだし、マッチングの確率を上げたいなら登録数を増やすことよ。
ナビオ
マイコ先生
999よ。まだそこまで登録した人はいないみたいよ。チャレンジしてみる?
ナビオ

マッチングが終わっても、そこがゴールじゃない!

マイコ先生
最終締切までに希望登録を確認したら、果報は寝て待て、あるいはまな板の鯉、いよいよ組み合わせ結果発表を待つだけよ。キミの場合は特に心配なんだけれど、無事マッチしたら、ウェブ上で登録確定のクリックをすることを忘れないでよ。
ナビオ
マイコ先生
それはいいことね。
ナビオ
マイコ先生
そうね。やることはやったのだから、後は結果を待ちましょ。そうそう、最後にキミに伝えておきたいことがあるの…。
ナビオ

マイコ先生
マッチングの結果は大事、それによって決まった研修環境も大事だけれど、それ以上に、本人がどんなモチベーションを抱いて初期研修に臨むかが一番大事なのよ。まだ専門が決まらないうちに、たとえば「がん」にしても「アレルギー」にしても、いろいろな疾患を、いろいろな科で、いろいろな角度から診るという経験は、初期研修でしか味わえない有意義な時間なの。キミも先輩たちから聞いて覚悟していると思うけれど、きっとこれからキツイこともたくさんあるわ。でも、だからこそ、初期研修はやり遂げることが何より大切! これからのすべての経験がキミの財産になるんだから、頑張ってよね!
ナビオ
マイコ先生
何を言っているの。キミの医師としての本当のスタートは、まだ2年も先よ!
ナビオ
マイコ先生
期待してるわよ! (少し前までは、ちゃらけたテニスボーイだったのに、ちょっとだけ医師の顔に近づいてきたわね。今の素直さを忘れずにいれば、いつか立派な医師になれるかも。しっかりと頑張るのよ…。)

登場人物プロフィール

マイコ先生

医科大学付属病院で内科の臨床医を務める現役医師(3×歳)。“マッチング博士”の異名を取る。たまに母校で教鞭を取る関係で教え子のナビオ君と知り合い、「あまりのデキの悪さに感心して」学業や進路の相談に乗るようになりました。性格はドSだけれど、たまにカワイイところもあるような…。

ナビオ君

もうすぐ医科大学6年生になる、うっかり系男子。某医療ドラマに感動して医師を志す純粋な(単純な?)精神構造の持ち主。特に救急医療への興味があるものの、そこでやっていけるかどうか自信がありません。特技は中学時代から続けている硬式テニスだけれど、恋のスマッシュヒットとは無縁のご様子。

お役立ち

ご利用ガイド


友人紹介キャンペーン