マッチング解剖学講座 マッチングとは?  なぜマッチングは生まれたの?基本的なことから実践的なことまで、マイコ先生が解説! これでマッチングの全てがわかる!

マッチング解剖学講座(8) いよいよマッチング!①――希望順位の決定~登録

ナビオ
マイコ先生
あら、ナビオ君、どうしたの?
ナビオ
マイコ先生
ないことはないわね。数は少ないけれど、マッチング不参加の病院なんじゃない? マッチングシステムへの参加は、学生のキミたちもそうだけれど、病院側だって任意なのよ。マッチング不参加の病院は独自に採用試験を行っているから、マッチングシステム外での採用ということなんでしょうね。
ナビオ
マイコ先生
今頃こんなことで不思議がっているようじゃ、まだ心配だわ。それでは、ここで問題です。ほかにマッチングシステム外で研修病院が決まるのは、どんなときか分かる?
ナビオ
マイコ先生
正解。私の指導も、まったく身になっていないわけではないようね。
ナビオ
マイコ先生
ここまで長かったような、短かったような…。春先の情けないキミの顔を思い出すと感慨深いわ。
ナビオ
マイコ先生
な、なんですって!?

口先での高評価に早合点は禁物!

ナビオ
マイコ先生
それ、違うから。
ナビオ
マイコ先生
担当してくれた研修医の意見は採用の参考にはされるかもしれないけれど、研修医に採用の決定権はないでしょ。それは単なる「感想」、あるいは「社交辞令」であって、「内定」とはほど遠いわ。キミの浮世離れも相当な筋金入りね。
ナビオ

マイコ先生
まあ、そうがっかりしなくても、お互いに感触が良かったのは間違いないんだから、第1希望に登録すればいいことよ。
ナビオ
マイコ先生
確かに、病院見学の後に食事会に誘われて、エライ先生方に囲まれて、おいしいものをごちそうになり、打ち解けた会話で盛り上がった…なんてこともあるから、キミほどじゃないにしても、「内定確実」って勘違いしちゃう人もいるのよね。でも、そこまで含めて面接試験だって思うくらいのほうが、私はいいと思うわ。
ナビオ
マイコ先生
人材確保のために必死な病院もあるし、本当に内定している場合もあるんだけどね。でも、どちらにしても、マッチングシステムでは、自分の本当に行きたい病院のプログラムに順位を付けて、確実に希望登録をすること。そこまでは気を抜いちゃダメよ!
ナビオ
マイコ先生
低温でのフルクトースくらい大甘よ。もしも、それが単なる社交辞令で、その病院一つしか登録してなかったら…って考えてみて。第2希望、第3希望に登録したい病院がどうしてもないというなら仕方ないけれど、あるんだったら、マッチングですんなり決まるものをみすみす逃すことになってしまうわ。
ナビオ

最初で最後のチャンスなんだ!

ナビオ
マイコ先生
そうよ。順位は公開されないから、本心から登録すればいいの。
ナビオ
マイコ先生
そういうこともあるわね。でも、前にも言ったけれど、アンマッチを過剰に悲観することはないの。初期臨床研修のスーパーローテーション期間は、医学全体を広く勉強できる最後のチャンスでしょ? そんなこと、二度と経験できないのよ。だからこそ、相思相愛の環境でその期間を満喫してほしいものね。マッチングは、その環境を自分で選べる最初で最後の機会なわけ。
ナビオ
マイコ先生
「僕はアンマッチ組だったんですよ」なんて笑って話す優秀な研修医に、私は何度も出会ったことがあるわ。何が幸いするか分からないものね。
ナビオ
マイコ先生
あら、ずいぶん詩的になったわね。カッコばっかりつけていないで、選考試験を受けてもいない病院を登録するようなダメオ君にならないように気を引き締めてよ!
ナビオ
マイコ先生
この時期は、国試の勉強や実習でも忙しいのに、将来の進路に悩むことも多くて大変だけれど、「かけがえのない2年間を過ごす環境を自分で選び取るんだ」という強い気持ちで乗り切るのよ!
ナビオ
マイコ先生
(なんだかまだ心配だけれど、後ろ姿はちょっとたくましくなったかな。ナビオ君をはじめ、皆が希望の病院に受かりますように!)

登場人物プロフィール

マイコ先生

医科大学付属病院で内科の臨床医を務める現役医師(3×歳)。“マッチング博士”の異名を取る。たまに母校で教鞭を取る関係で教え子のナビオ君と知り合い、「あまりのデキの悪さに感心して」学業や進路の相談に乗るようになりました。性格はドSだけれど、たまにカワイイところもあるような…。

ナビオ君

もうすぐ医科大学6年生になる、うっかり系男子。某医療ドラマに感動して医師を志す純粋な(単純な?)精神構造の持ち主。特に救急医療への興味があるものの、そこでやっていけるかどうか自信がありません。特技は中学時代から続けている硬式テニスだけれど、恋のスマッシュヒットとは無縁のご様子。

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